知ってますか?アトピーの原因は「種」にあった① 免疫力を上げる!オーガニック野菜、種、F1種とは?

アトピー



体により良い野菜が食べたい。種に秘密があることを知り、「種」師匠を探す。

ワタシ
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野菜をたくさん摂取するようになってから、アトピーの改善につながるのを実感して、毎日食べるからには、体によりよい、野菜(オーガニックとか)を食べたいと思いました。

  • 安全な野菜ってなんだろう?
  • オーガニックの野菜って実際どいういうものか?

という疑問がわき、調べてみると
どうやら、野菜の種に秘密があるらしいことがわかった。

しかし、ネット上では、その種について詳しくわからなかった為

ワタシ
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そうだ、種の分かる人に直接聞きたい!

と、思い立ち、種を詳しく知っている人を探す旅をはじめました。
色んなとこへ出かけましたが、

意外と早く、なんかすごい人に出会えました。

野菜が好きで、生産者さんが自慢の野菜を直接販売しているマーケットによく行ってました。青山の国連大学前で毎週土日に開催される、ファーマーズマーケットです。サポーターで参加したら、生産者さんと知り合いになって、何かわかるかもしれないと思い、サポーターとして参加。どこのお店を手伝うか、となってリストから出店者さんを選ぶ時に、

ワタシ
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種についてこだわってそうな、成田から来ているコノ農家さんをお手伝いしたいです。

と言って、お手伝いすることになったのが

石井吉彦さん

成田で40年以上、無肥料、無農薬、種にこだわった野菜づくりと卸売をされているという方でした。

「種」師匠に出会う。野菜を食べてアトピーが出た、という話

野菜の販売をお手伝いしながらいろいろとお話を伺っていると、野菜の傍らに石井さんが書いた本がありました。それがこちら

種の本

「元気な種で育てる 究極野菜の誕生」 石井吉彦 著

こちらは、自費出版のため、もう流通していないようです。

早速、購入し家に帰ってから読みました。
その本には、石井さんが種の大事さに気付くきっかけとなった話が書いてありました。

(石井さんは)40年以上の間、農薬や化学肥料、堆肥と言われる肥料も使わない、究極の農法で野菜を作っていました。

その畑でできた野菜(小松菜)を、野菜でアレルギー反応がでるアトピー症状の人に食べてもらったところ、なんとアレルギー反応がでてしまったのです。

その原因が、石井さんのお母さん(一緒にずっと畑をやってきた)の畑でできた野菜から自家採種した種からできた野菜ではなく、種苗会社から買ったF1の種からできた野菜だったのです。

石井さんは、自分の畑でできた(無堆肥で40年以上栽培していた畑の)野菜でも、種によってはアレルギー反応が出てしまうこのことに衝撃を受け、農法だけでなく、種が非常に大事な要素だとわかったのです。

という事でした。

石井さんは、野菜づくりや卸売の他に、過去、種の研究所などで、種がどうやって作られているかなどの現場に立ち会うこともあり、かなりコアな情報をお持ちでした。

種まきイメージ

安心して食べてもらえる野菜を作っていたのに、種が原因でアレルギーが出るという事実を知ってからどんな食べ物が安全なのか、種の重要性を広めようと、「種・土・農法の講座」を開催して、非常にレアな情報を、一般の人に向けて教えてくれるようになったのです。

私はこの講座に参加して、種の重要性について学び、畑にも通い究極の野菜づくりを体験し、(現在も定期的に開催中「種と土と野菜のセミナー」)アトピーやアレルギーだけでなく、様々な病気の原因の1つに「種」の問題があることを知りました

わたしの場合、普通の野菜を食べて、すぐアレルギーが出ることはありません。

しかし

本の中で被験者となっていたような、敏感な方は、人工的に作られた種、F1種から出来た野菜というだけで、農薬も肥料も使っていない自然農法の野菜にもかかわらず、アレルギー反応が出てしまったというのです。それを知ってからは、できる範囲でどんな種からできた野菜か選んで買うようになりました。

しかしこういった安全な野菜を食べたくても、お店ではほとんど買うことができないので、固定種などから出来た野菜を作っている農家の方から直接買ったりします。

都心ですとオーガニックのこだわり系の店舗や、ファーマーズマーケット的なところに多少置いている事があります。お店の方とお話をして、分かる人ですと種とか野菜について教えてくれます。

また、ネットで見つける事もできます。「固定種」「在来種」「野菜通販」などで検索してみてください、以外に売っているお店もあります。

思いつく農家の方々としては、毎年秋に、中野区で行われる自然栽培フェアに、沢山いらっしゃいます。例えば埼玉県の明石農園さん、渋谷農園さん。埼玉県の小川町は、全体的に有機の街として有名ですが、固定種に取り組んでいらっしゃる農家さんでは横田農場さん。などです。

毎日ではなくても、週に1回でも取り入れると、敏感な人は体調が変わるのが実感できるといいます。

また、お店に問い合わせしてみるという方法があります。買い物は投票です。消費者のほしいものがお店に並びます。

「同じお店に3人の人からこういった商品がほしい」という意見があると、お店のバイヤーさんは、仕入れに動いてくれる。という話が種勉強会の仲間うちであって、当時都内にある、ドンキホーテのお店に行って、3人位それぞれがお話をしたところ、自然栽培のお野菜をお店に入荷してくれた、という事が実際にあったそうです。

気づいた消費者から意識を変えて、声を挙げていくというのも変化の1歩になります。

アトピーを治すのには、食べ物だけではないし、F1種でない無肥料の野菜だけ食べるというのもなかなか難しいのですが、できるところから始めてみるのはいかがでしょうか。

オーガニック野菜の前に食の基本、大事な「種」のこと。

ココで食物の元、種のことまずF1の種について習ったことをお話します。

F1の種=First -Filial generation(雑種1代目の略)=海外ではハイブリット種と呼ばれている 種。

  • 現在の流通している種の95%がF1種。
  • 種苗会社がバイオ技術を使い、遠い遺伝子を持つ親種をかけ合わせてより良い野菜ができる用に作ったもの。その不自然に掛け合わせてできた種は1代目限りの種なので、次の種は原則できない。(種取りできない=子孫を残せない種)
    ➡もし出来ても、次に出来たF2の野菜は、形や大きさがばらばらで、農家では販売できないものが生まれる。➡よって農家は、毎年新しい種を購入する。
  • 現在このF1種の作られ方の主流として、種を作る段階で、農薬や、化学肥料が使われ、種の採取後には、消毒もされています。
  • F1種のほとんどが、海外で作られています。種は食品としてみなされず、海外の栽培では、国内の農薬取締法は適用されないので、詳細については調べられません。
  • 種育過程は、種苗会社の企業秘密となっていて、どうやって作られているかはわからない。
  • F1種として売られている種でも、掛け合わせだけでできたF1種もある(1代交配種)しかし一般の消費者はこれを見分けることはできません。混ざっているので。

F1種のメリットとして

  • 病害虫に強く育てやすい。
  • 一斉に収穫でき、大きさ形が揃って見栄えがよく扱いやすい。

という、上辺だけ見ると農家・流通・消費者にとって利点が多く、それが現在の市場に流通している理由となっています。

「まず種からはじめよ 石井吉彦著より引用」

この興味深い内容が書いてあるのが、こちら

一方、F1種ではない種とは、オーガニック野菜の種として使用される下記の種

海外では日本よりオーガニックに関する規定は厳しくオーガニックの野菜の種はF1種でない有機種子からのみつくられています。

  1. 「固定種」‥昔ながらの独自の方法で、5~7年かけて同一品種の中で品種改良を行って固定させたもの。
  2. 「自家採種」自分で種を取ること。(固定種も含まれます)
  3. 「在来種」自家採種を同じ畑で10年以上続けた種

NPO法人日本生態農業系協会

という人為的に操作をしていない種のことです。

それから、大事なこととして

・一般的に品種改良といわれているものの内容の実情は、

『遺伝子組み換えを含む大きな意味での品種改良であり、日本でも1995年ころから取り組まれている。』ということも本の中に書いてありました。

品種改良というと、より病気に強く、形がよく、美味しい味にするための工夫ですが、やり方として遺伝子の組み換えのようなことが行われているということを意味します。

開発している人は、より良いものを求めて日々改良開発していると思いますが、その一方、自然でない種から出来た食物で、アレルギーや、アトピー、化学物質過敏症の原因となっているのも事実です。これは、医学博士の方と行った実験結果にも出ています。(本より)

どんな野菜を選べばいいか

免疫力を上げる野菜の選び方

農法から見る安全野菜の順位

一番良いものから順に

①無農薬・無堆肥栽培10年以上
   ⬇ 
②無農薬・無堆肥栽培10年以内
   ⬇ 
③無農薬・自然堆肥
(落ち葉や草などを堆肥にしたもの)
   ⬇ 
④無化学農薬・植物性堆肥
   ⬇ 
⑤無化学農薬・動物性堆肥
   ⬇ 
⑥減農薬・減化学肥料栽培
(特別栽培農産物・エコファーマー)
   ⬇ 
⑦慣行栽培(一般的な普通の農業)
(化学農薬・化学肥料栽培)

から見る安全野菜の順位

①在来種、自家採種の種からできたもの
   ⬇ 
②固定種
   ⬇ 
③F1種消毒なし
   ⬇ 
④F1種消毒あり

一般の野菜しか手に入らない時は、
少なくとも国産の、旬の野菜を食べるとよいですね。

また、アトピーがひどくて、集中的に治したい時に「F1種以外の種と無肥料で育った野菜」を食べるのは体の治癒を助ける力になります。 とはいえ、アトピー治しは、他の要因も多々あるので、こういった食の選び方を含め、1つづつ根気よく良いものを試してみる事が大事です。

ざっくりそんな感じです。他にも細かく、選ぶ際の注意事項はありますが、石井さんから学んだ種や農業の知識から、アレルギーが出ないような野菜選び方をまとめると上記の順番になります。

本の中では医師の監修の元、アトピーや化学物質過敏症、糖尿病の方に被験者になって頂き、石井さんの畑で取れた、無肥料自家採種の野菜を食べた結果、ほとんどの方の症状が改善したそうです。

その中に、突然化学物質過敏症になったお子さんがいて、みんなと一緒に授業を受けられなかったり、車椅子で付き添ってもらいながら学校に通っていた子が、このような野菜の摂取をはじめとする、食餌療法をし、数年かけて普通に授業を受けられるようになるまで回復した例があり、感慨深かったといいます。 監修された、博士の考察によると

自然なモノ(化学物質や、農薬や、人間が手を加えて細胞や遺伝子を変えてしまったものでない)を食べる
      ⬇
代謝機能を高め(代謝に負担をかけない)
      ⬇
自律神経を整える
      ⬇
体の抵抗力が高まり治癒を促す。免疫力アップ!

 ということが導き出される、とありました。

また精神も安定する。⬅これは私自身も数年かけて、正しく自分に合った食生活を実践してきて、体の不調が減り、消化や代謝の無駄な負担が減り、疲れにくくなり、思考や感覚がクリアになってくるというのを、実感しています。特に、通勤電車で眠くならなくなったことです。コレが一番わかりやすい体感でした。(食事で野菜の比率を多くし、毎日スムージーの摂取によるものでもありますが)

日々の食べ物は、わかりやすく体調の変化をもたらします。もし無肥料のF1種ではない、固定種や、在来種のような自然の種から出来た野菜を手に入れることができたら、是非、食べてみて体感して下さい、カラダには必ず良い変化があらわれますので。

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