食材の選び方。何を選んで食べるか=食べないか‥「種」の現状を知って
前回の記事から、おさらいします。
★F1種のほとんどが、品種改良といって実情は遺伝子組み換えを含む内容の、種の操作が行われている種=1代限りで、種取りが出来ない種(子孫が残せない種)。
★有機種子=固定種、自家採種、在来種、など毎年種取りができる種(子孫を残せる種)。
現在流通している、食用植物の90%以上がF1種からできています。
これらは野菜だけではなく、家畜の飼料にもF1種や遺伝子組み換え種子が含まれるので、そう考えると、安全な食べ物は非常に少数、限られてきます。
何を食べるか、食べないか
まとめます。食べ物のもととなる種の現状から見ていくと、
●日本は、自給率が低い(カロリ-ベース37% / 2018年)。
●多くの食品には輸入の食材が使われている 。遺伝子組み換え作物 主要4 品目(トウモロコシ、大豆、ナタネ、綿実(油))は加工食品の中に、かなりの割合で使用されている。
●肉類も(牛、豚、鶏)飼料にはF1種または遺伝子組み換え飼料(GMOとうもろこし、大豆などの穀物)を食べている。
日本ではこうした輸入食材や食品を多く食べていることになり、なんとなく食べているものの中にF1種や遺伝子組み換えが入り込んでいて、気づかないうちに、アレルギーやアトピー他の様々な病気の一因となっているのです。
F1種 そして 添加物 は価格が安く大量生産できるという利点もあり、多くの食品に使用されています。
安く買える食品にも安いワケ(理由)があり、高い食品にもワケがあるという事です。
よく使用されている添加物の例ですが
【とうもろこし】ブドウ糖、コンスターチ、トレハロース、デキストリン、醸造酢、水あめ
【大豆】醤油、納豆、豆腐、炭水化物加水分解物、乳化剤
【主要4品目】サラダ油、植物油、マーガリン
など、があります。
分かりやすい資料がありました
第46回消費者生活展(目黒区/2017年)
と順番に考えていくと、市場にはどれだけ多くの食品の中に、アレルギーを起こしやすい成分が入っているかわかりましたでしょうか?
私は知ってから、加工品はできるだけ食べず、お菓子や揚げ物、添加物にはより一層気をつけるようになりました。
こういった事を知っていくと、食べるものがないという声も聞きますが、自ら情報を集め、できる範囲で安全な食材を選んでいくことが大事になってきます。自分のと子孫のためにも。
地方でも、家庭で自家栽培の野菜を食べている人、祖父母が作ってくれている野菜の中には、F1種ではない、自家採種の種の野菜を作っているような人が、意外といるかもしれません。
また、食べてすぐアレルギー反応が出ない体の丈夫な人も、長年に渡って添加物や良くない食事を続けると、体に蓄積されて生活習慣病となって、何十年先の自分の体に病気となって現れます。
さらに自分の体だけでなく、3代先の「自分の孫」位にその症状がより現れやすいと言われています。
F1種による食物が流通し始めたのが、戦後あたりなので、現代のワタシたち世代くらいに、じわじわと昔にはあまり多くなかった様々な病気や不調が、現れている原因の1つだと考えられます。
食費が高くなる、と考える人もいると思いますが、長い目で見て、体調が良かったり、病院に行かなくなったり、薬が要らなくなったりする事を考えると決して高い買い物ではなくなります。
日本のオーガニックの基準のゆるいところ
さらに深堀りしていくと、日本の有機(オーガニック)の食品や、農産物を選んだとしても、絶対安全ではない点がいくつかあります。
海外、特にヨーロッパではオーガニックというと種も有機種子でないとオーガニックと認められませんが、日本の有機農法認証には、「もし有機種が手に入らない場合は有機種ではなくてもよい」とされています。【参考】有機種子の現状(有機JAS法を読んでも少々わかりずらく、わかりやすい解説を引用)
また、オーガニック農産物を作る際に許可されている農薬もあります。
石井ピュアファームでは、メルマガ(無料)に登録すると、こういった貴重な情報をわかりやすく得る事ができますので、興味が湧いた方には登録オススメです。種からこだわった野菜も販売しています。ただし数量は限られていますが。
石井さんに出会ってから、7年以上経過しましたが、現在は成田から福岡の福津市に移住されてソコで「種と土と野菜の学校 石井ピュアファーム」を運営されています。
この土地で、イチから畑を開墾し、種まきから、収穫までの、無肥料自然農法で野菜を作り、販売、そして講座も定期的に開催されています。
1度畑に訪れましたが、空気の綺麗さと水の綺麗さ(特に石井さんの家は井戸水でした)で、とても良い場所で、農業をはじめて、成田の畑も良かったけど、福津市もさらに良い環境でした。2晩滞在中にお風呂に入ったのですが、水が良くて、肌の調子がよくなりました。
今回ネットで見つけたシャボン玉石けんさんと石井さんの対談
食について探求していくと、宗教っぽい印象を受ける方もいるようです。アレルギーやアトピーになった当事者でなければ、この辛さはわからないので、そこまでこだわらなくてもと思われます。(実際、両親から言われる)
しかし、いろいろ探求するとそういった事実に辿りつくので、どうしてもできるだけ安全で、自分の体にアレルギーが出ない食材を、選択をせざるを得ないんですよね😣。
添加物、農薬、動物の堆肥を使った野菜の問題や、そこから、政治とか世界の利権の取り合いとか、様々な表には出てこない世の中の裏事情を知ることとなりより、自分の身は自分で守っていかねばという感覚を覚えました。
食の源、「種」についての書いてある本など
ほかにも、同じように食べることについて考えた時、種について書いてある本をご紹介します。
昔からの食で健康に生きる術を伝える活動をされている若杉おばあちゃんも種について本の中で指摘されてます。おばあちゃんの料理教室に参加しましたが、めちゃめちゃお元気です!
不妊の方も、食養で治してしまう、日本の食養生の大家のようなおばあちゃんです!
ワタシも米はコシヒカリからササニシキに変えてます。アレルギーが出づらい昔ながらの品種米。
私がいつもお米を買っている宮城県の遠藤農園さん。お値段も良心的です。無肥料のササニシキを作り続けて19年‼いつも美味しいお米をありがとうございます。
Amazonの「聴く」読書 今だけ2か月無料種屋さんが書いた種の本です。種の内情に関しては、上記の石井さんの方(本)が詳しいのですが、種について勉強する人の間では有名な著書。HPもあります。
野口種苗 アレルギーの出ない小規模農業をされている人も購入している種屋さんでもある。
自然のたね 今回見つけた所、オーガニック種が買えます。
ナチュラルライフステーション 世界の有機農業で使用されているジェネシス社の種を扱っています。
究極は野草⁉と思った件 少々脱線
種について調べていったら、何を選択して食べていったらよいか、気付くことができました。
今回の記事がそういった、ヒントになりましたでしょうか。
究極は、自分で種まきして、安全な野菜を育てて食べるのが理想なんですけどね!
さらに究極は、野草が一番自然でよいのでは??何もしなくても勝手に生えてくる生命力‼ 実際、夫婦で野菜を買わず野草を食べて2千万円貯金した人がいると聞いたことがあります、ほんとに(笑)
若い年代で、野草について探求している新田さんの本。興味深い薬草農家さんの話や、アトピーに効果的な野草が沢山出てきます。知識の掘り下げに敬服します。
次回、実際にアトピーによいと言われている食材を紹介していきます。 ココまでお読み頂き、ありがとうございました。